社労士試験の難易度〜行政書士試験と比べる〜

社労士, 難易度

つづいて、社労士試験の難易度を、行政書士試験と比べてみたいと思います。

行政書士も、社労士と同じく法律系の資格です。前のページで見た司法書士は「登記」関連の書類を主に扱う専門家でしたが、行政書士は「許認可」関連の書類を主に扱います。たとえば、飲食店の開業、建設業許可、自動車登録、外国人の在留資格などに関する書類を作成し、取り扱うことのできる書類の数は1万を超えるとも言われています。そうしたことから、同じ法律系の資格でも、社労士が人事・労務分野の法律知識を狭く深く修めるのに対して、行政書士は法律全般について浅く広く修める資格という切り分け方もできるかと思います。

●試験科目と出題形式
法律全般に関する知識が求められる行政書士という資格の特徴は、試験科目にも反映されています。試験科目自体は「行政書士の業務に関し必要な法令等」と「行政書士の業務に関連する一般知識等」の2科目なのですが、「~法令等」には数多くの法律科目が含まれています。具体的には、憲法、行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法)、民法、商法などからなります。難易度の感じ方は人それぞれだと思いますが、上でも少し触れた通り、浅く広く学ぶことが得意な受験生にとっては、社労士試験よりも行政書士試験の難易度の方が低く感じられるかもしれません。

●合格するために必要な総学習時間
行政書士試験に合格するために必要な総学習時間は、700~1,000時間と言われています。繰り返しになりますが、社労士は約1,000時間です。行政書士試験は「浅く広く」の試験ですから、ポイントだけを要領よく押さえていくことができれば、700時間程度に短縮することが可能です。逆に社労士試験は「狭く深く」ですから、学習時間が長くなることはあっても、短くすることは難しい試験だと言えるかもしれません。

●合格率
社労士試験の平均合格率が約8.7%であるのに対して、行政書士試験の平均合格率は約7.4%と、ほぼ同じくらいです。社労士試験と行政書士試験の間には、司法書士試験ほどに明確な難易度の差はなく、むしろ「浅く広く」が得意か、「狭く深く」が得意かといった、学習スタイルの違いに左右されると言えそうです。


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