社労士試験の難易度〜中小企業診断士試験と比べる〜

社労士, 難易度

最後に、社労士試験と難易度を比較するのは、中小企業診断士試験です。
中小企業診断士は、これまで見てきた司法書士や行政書士のような、法律系の資格ではありません。ただ、「社労士試験と中小企業診断士試験のどちらに挑戦するか」で迷う受験生が意外と多いので、難易度を比較する対象としてあえて取り上げてみました。

●合格するために必要な総学習時間
中小企業診断士試験に合格するために必要な総学習時間も、社労士と同じく、約1,000時間と言われています。仕事を持っている社会人であれば、1年がかりでの挑戦となるわけです。逆に言えば、司法試験や司法書士試験のように何年もかかるわけではなく、1年頑張れば合格できるという絶妙な難易度が、受験生を「社労士試験と中小企業診断士試験のどちらに挑戦するか」で迷わせる要因のひとつになっているのかもしれません。

●試験科目と出題形式
中小企業診断士は、経営コンサルティング分野における国家資格です。経営の中にはもちろん、人事・労務も含まれますので、中小企業診断士試験においても、労働基準法を学習します。ただし、試験における位置づけとしては、①企業経営理論という科目の1部という扱いです。中小企業診断士試験のその他の科目としては、②経済学・経済政策、③財務・会計、④運営管理、⑤経営法務、⑥経営情報システム、⑦中小企業経営・中小企業政策があり、①企業経営理論と合せて計7科目となっています。試験科目の数に関しては、8科目の社労士と大きな違いはありません。
社労士試験と中小企業診断士で大きく異なるのは、出題形式です。社労士試験はすべてマークシートですが、中小企業診断士試験には、マークシートの他に、記述式と口述式の試験があり、しかも1次試験・2次試験という形で別日程で行われます。タイプとしては、行政書士試験と同じ「浅く広く」型の試験ですが、タフさが問われるぶん、より難易度の高い試験と言えるかもしれません。

●合格率
中小企業診断士試験の合格率は、年度によって若干の波はありますが、平均すると約4%です。社労士試験は約8.7%ですから、合格率だけを見ると、社労士試験の方が中小企業診断士試験よりも難易度が低いと言えそうです。
ただし、「合格率」だけでは難易度を正しく知ることはできません。むしろ、その試験と受験生との「相性」によって、感じる難易度は大きく違ってくると思います。そこで、次のページからは、社労士試験の中身について、より詳細に分析してみたいと思います。


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