社労士試験合格後の難易度はもっと高い

社労士, 難易度

試験科目が多く、約1,000時間もの学習時間を必要とし、その上、合格率は10%を切る社労士試験は、確かに難易度の高い試験だと言えます。しかし、言うまでもありませんが、社労士試験に合格することはゴールではなく、その先の転職や開業に向けた通過点にしか過ぎません。そして、社労士として成功することは、試験に合格することよりももっと難しいことは間違いないでしょう。

社労士試験合格後の進路として、社労士事務所への転職を考えている人も多いかと思います。しかし、社労士資格は残念ながら「転職のパスポート」ではありません。実際に転職するためには、採用試験をパスしなくてはなりません。ちなみに現在、不況のせいもあるのでしょうが、募集1名に対して数十名の応募があることも珍しくないと聞きます。社労士試験の合格率は約8.7%でしたが、採用試験の合格率は5%以下なんてことが、現実的にありえます。社労士事務所への転職の難易度は、相当に高いと言えそうです。

社労士試験合格後の進路としては、独立開業という道もあります。社労士試験合格者の約6割は、独立開業の道を選んでいるというデータもあります。ちなみに現在、全国に3万5,000人以上の社労士がいますが、そのうちの6割、すなわち2万1,000人あまりが、開業社労士ということになります。確かに、開業資金さえあれば、誰でも独立・開業することはできます。しかし、2万人以上いる先輩社労士と伍して戦い、社労士として成功することは、社労士事務所への転職以上に、難易度が高いと言えるかもしれません。

以上、脅かすようなことを書いてしまいましたが、これが、偽らざる社労士の現実です。しかし、このような過酷な現実があるにも関わらず、毎年多くの受験生たちが社労士試験に挑戦しています。それは何より、社労士という仕事が、そうした苦労を補ってあまりあるほどに、やりがいのある仕事だからです。非正規雇用の問題をはじめ、我が国の人事・労務を取り巻く環境は混沌としています。みなさんが、社労士試験に見事合格し、そうした問題の改善のために活躍する日を心から願っています。


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